毎月10日はトマト給食の日です。2月のトマト給食はポークビーンズでした。大豆と枝豆の2種類の豆と、豚肉、野菜をトマトで煮込んでいます。トマトの栄養素リコピンは油と一緒に加熱すると吸収率が格段に上がります。今日はコールスローサラダに油を使っていたので、リコピンを効率よく吸収するのにぴったりでした。
給食の終わりの方、ポークビーンズがまだまだたくさん残っている子がいました。その子に「豆はね、芽が出て花が咲くために必要な栄養分が1粒にたくさんつまっているから、豆を食べると人間は大きくなれるんだよ」と教えたところ、「体重が軽いから大きくなりたい」と言い、パクパク食べて、ポークビーンズを完食することができました。苦手なものでも自分のなりたい姿を想像して頑張って食べることができ、担任の先生や周りの友だちに拍手されていて、本人はとっても嬉しそうでした。
また、ポークビーンズを気に入った子は「家に大豆あるから、ポークビーンズを作ってもらう」と言っていました。過去にも「おいしかったから作り方教えて」と聞いてくれる子がいますが、献立作成をしている栄養教諭として本当に嬉しい限りです。今日のポークビーンズは、カゴメさんから子どもたちへ配られた「トマト新聞」にレシピが載っています。給食のポークビーンズをぜひご家庭でも味わってみてくださいね。
